歯並びが気になる

硬いものを食べる機会が減り、あごが未発達になりつつある現代人。
歯並びは男性女性問わず関心のある問題かと思います。

デコボコ(ガタガタ)した歯並び、出っ歯をコンプレックスと感じて、人前で口を開けたり、笑いづらいと思っている人も多いのではないでしょうか?
ここでは、噛み合わせの悪さが身体に与える影響や、治療の種類とその特徴をご紹介します。

かみ合わせの悪さが引き起こす全身症状

かみ合わせが悪い状態が続くと、口内環境だけでなく健康にも悪影響があります。

顎関節症・・・歯に過度に負担がかかり、ものをかむ際の起点となる顎関節へ負担がかかりやすくなります。歯ぎしり食いしばりなどがある場合はさらに深刻です。

不眠症・・・あごや全身に力が入って安眠できない場合があります。脳も活動的な状態になってしまい、常に脳が起きた状態で眠ることが出来なくなることもあります。

視力の悪化
・・・かみ合わせが悪いと眼球を圧迫して仮性近視となってしまうことがあります。そのまま放置すると近視の状態が慢性化し、真性の近視になってしまう場合もあります。

消化不良・肥満・・・物を充分に噛まずに飲み込んでしまうので、消化不良になります。また噛むことによって脳に送られる刺激が減少して、満腹感が得られず食べ過ぎて肥満の原因になります。

高血圧・・・偏った歯の使い方をしてしまうことで、首の筋肉を圧縮させ、動脈を圧迫してしまいます。すると血液の循環が悪くなり、心臓に負担がかかり、高血圧を招いてしまうことがあります。

他にもこんな問題が考えられます。

・汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる。
・食事を上手にできなくなる
・発音がしにくくなる
・顔の歪みが起きてしまう

よい歯並びは健康への近道です

このように歯並びが悪いだけで体のあちこちに不調を生じてしまいます。噛み合わせをよくすることにより、歯も長持ちしますし、全身の健康にとっても大きな価値があります。
虫歯を治療と歯科矯正も両方行っている歯科もありますので、まずは歯医者さんで相談することがお勧めです。

2種類の歯並びの治療方法とその特徴

審美(しんび)修復:歯を削り、セラミック冠などを被せることによって治す方法。
メリット:比較的短時間で効果が期待できる。
デメリット:強度を保つために健康な歯でも大きく削る必要がある。歯並びがかなり悪い場合は適用できません。

矯正治療:器材の装着により圧力をかけることで悪い歯ならびや噛み合わせを整え、きれいな歯並びにする方法。
メリット:歯を削る必要がない
デメリット:時間がかかる、

一度削った歯は元には戻りませんので、なるべく削りたくないですよね。メリット、デメリットを考慮して、慎重に治療方法を選びましょう。
※なお、歯周病が大きく進行している場合には、審美修復も矯正歯科もオススメはできません。

自分に適した矯正方法を選びましょう

歯並びは年齢や部分、範囲によって矯正治療法が異なります。それぞれの特徴をよく見て、自分に合った治療法を選びましょう。

年齢によって使い分ける

大人の矯正治療法
・ブラケットと呼ばれる固定装置を使ったワイヤー矯正。(従来からの矯正方法)
・透明なマウスピース装置
販売職、営業職などのサービス系の職業の方、結婚を意識されている方には、周囲の人に目立たないような形で行える透明なマウスピース矯正が人気です。

子供の矯正治療法

床矯正(しょうきょうせい):あごの成長期を正常にしていく治療法です。口呼吸などの悪習慣から改善も期待できます。取り外し可能な矯正器具を使うので、虫歯になりにくいのこと、抜歯の必要が無いことがメリットです。5~8歳頃であごが発達途中であるお子さんにおすすめです。

中学生頃~
ワイヤー矯正(舌側矯正もできます)。最近は透明タイプも器材もあります。
透明なマウスピース矯正がおすすめです。

治療箇所や範囲、症状に合わせて考える

前歯の歯並びが少し悪い場合
アクアシステム (国産で割安です)
マウスピース矯正で前歯だけのプチ矯正(部分矯正)もできます。歯に取り外し可能なマウスピースをつけて行う矯正で、早ければ矯正治療開始から5ヶ月で歯列矯正が終わります。透明タイプが人気です。

歯並びが大きく悪い、全体的にデコボコしている場合
インビザラインと呼ばれるマウスピース矯正を用いて行います。治療期間(矯正期間)は約2~3年程です。

他にも矯正方法として、メタルブラケットと言われる矯正装置に、ワイヤーを用いたブラケット矯正などがあります。(表側矯正だけでなく、裏側矯正も)
お口の状態は人それぞれです。一度診させていただき、お悩み、質問を聞いた上で、あなたに合った適切な治療方法、治療計画を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

矯正治療中で痛みがある場合は遠慮なくご相談ください

矯正のワイヤー装置やマウスピースを入れて2、3日は、痛みが出ることがあります。これはあご骨の上を歯が移動し、噛み合わせが変わるために起きます。痛みは徐々に取れていきますが、痛みが強い場合には市販の痛み止めを使っていただいて大丈夫です。特に治療初期は痛む場合が多いので、歯科にご相談ください。痛み止めの処方が可能です。

成人矯正治療について